はい!勘違いしないで!!!
BL小説の一穂ミチさんの『キス』のことです!
前に一本の映画を観るような小説と絶賛しましたが、本当にいい!!!
なにが!?って!
まず、
主人公の苑のブレない性格が読んでてめっちゃいい!
小さい頃の環境がその何も受け付けない性格を作ったんだと思うけど、それがセリフにも出てて、相手の明渡への対応も最後まで一貫してるところが逸材!
次に、
相手の明渡の強引さもいいの!
ドンドン苑を追い詰めちゃうんだけど、でも元からの基盤をしっかりするのが好きな性格か、筋が通っててその強引さも読んでて気持ちがいいの!
最後に、
どうにもならない別れがあるけど、それを怖がりながらも心を強くもった明渡の行動がすっっごく好きなの!
そんでふと思った…手術をする前の会話の中に、、
明渡「間違っても、自分のせいで俺が家を捨てる、とか思い詰めて身を引いたりすんなよ。俺、探して捕まえるし」
これ!!!最後まで読んで、明渡の行動が引っかかって、あれ?前にどこかで明渡は苑に逃げても探すとか言ってたと思い出して、探しに探したセリフですわ!
ああ!!アイツ恋愛スイッチが切れる前に言ったセリフ通りのことを恋愛スイッチが切れた後にやってるんだ!これを見つけた時に、一穂ミチ先生天才です!と鳥肌が立ったよーーー!何気ない会話の一つなんだけど、すっごい一言なんですわ!!やっぱいいわー!